【恋愛工学とは何か】ぼくは愛を証明しようと思う 徹底解説 その33
前回まで
六本木の交差点で声をかけた2人組みの女の子に永沢のコールドリーティングが炸裂。見事に女の子の心を掴み、連絡先を交換するまでに至る。これに満足することなく、さらなる出会いを求めてわたなべと永沢は夜の街を歩き出す。
恋愛工学 ぼく愛 徹底解説 その33
先ほどのナンパが成功した後も、わたなべと永沢は引き続き新たなナンパを続けた。
何人かに声をかけるも無視され、永沢もわたなべを助けようとはしなかった。
今度こそ一息つくために、2人は六本木交差点の近くのカフェに入り、アイスラテを注文した。
20才にも満たないビッチとよくすぐに打ち解けられますねとわたなべが永沢に言った瞬間、永沢は真剣な顔でわたなべにこう言った。
「わたなべ、1つ言っておくことがある。お前も含めて、多くのモテない男が、無視したり、ひどいことを言ったりする若い女のことをビッチと呼ぶ。本当は自分が相手にされないからムカついているだけなんだが。世の中にびっ血なんて存在しないんだ。彼女たちは、じつは、ただシャイだったり自信がなかったりするだけで、心をいったん開いてやれば、一途でとても優しかったりするもんだ。だから、これからは誰もビッチと言うんじゃない。わかったな」
恋愛初心者のわたなべは、ビッチ発言した自分を恥じ、永沢との約束を守ろうと心に決めた。
恋愛工学生の視点
今回の回は、恋愛工学を学ぶ人にとって、とても重要な回である。
永沢さんがわたなべを叱った「ビッチ」発言。これはまさに永沢さんの言う通りである。
モテない非モテやセックス不足の男たちは、自分の要求が通らないとすぐに相手の女のせいにしてボロカスに罵る。ビッチだのヤリマンだのブスだの。
こんな男に女は魅力を感じるだろうか。たとえナンパが成功したとしても、その後の展開は見る必要もないだろう。
そもそも、ただ道を歩いているだけの女性にとって、男から声をかけられるのは迷惑だと言う前提が、非モテ男性の脳みそから抜け落ちている。
彼女たちは見知らぬ男性から危害を加えられないようにと自分の身を守っているだけなのに、悪い言葉で罵られるなんて思ってもいないだろう。
ほとんどの非モテが、自分がモテない原因は他者にあって、自分自身は何も努力はしたくないと考えている。この思考回路が、無視したり自分を守ろうとしたりしている女性をビッチ呼ばわりする原因なのである。
恋愛工学において、出会いは自分の力で創出するものと考えられている。スタティスティカルアービトラージと言うモテの方程式のもと、男がやるべきことはヒットレシオを上げることと試行回数を増やすことであって、決して女性を罵ることではないのである。
もしストナンでも街コンでも、女性に相手にされないのであれば、それは男自身に魅力がまだ足りないことを意味している。
永沢さんの言うように、ただシャイだったり自信がないだけの女の子も、ひとたび心をひらけば一途で優しい1人の女の子なのである。
女の子がいなけれな、人類はやがて滅亡している。男だけでは子孫が増やせないからだ。
そんな女の子をリスペクトするのも、恋愛工学の考え方の一つなのである。
これから恋愛工学を学ぼうとしている男性は、ぜひこの永沢さんの考え方を十分に理解し、これから出会うであろう女の子たちに尊敬と感謝の念を忘れないで接するべきだ。
声をかける男性のヒットレシオが高ければ、女の子も嬉しいはず。ヒットレシオが高いと言うことは、かっこよくて女性が好みそうな体や雰囲気を纏っている男性ということになる。
自分が女の子から相手にされないことを愚痴る前に、毎日の生活の中でどうすればヒットレシオが上がるのかを常に考え、鍛錬することの方が先決なのである。
次回に続く
この記事へのコメントはありません。