【恋愛工学とは何か】ぼくは愛を証明しようと思う徹底解説 その1
今回から、ぼくは愛を証明しようと思うを流れに沿って徹底的に解説していきます。
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まずはプロローグ。
男性二人が高層ビルのバーで会話をするシーンから始まる。
会話の内容はどうやら女性関係のようだ。
ショートカットの女子大生、ナースの女性、読者モデルの女の子・・・
これらの女性を難なく口説き落とした結果報告がなされる。
イエスセット、フェーズシフト、Cフェーズ、トリガー など、何やら普段の生活では全く聞きなれない言葉を共通言語として使用している二人。
どうやらこれらの特殊な言葉や方法を駆使することで、女の子をたやすく口説き落とせるようになるようだ。これが恋愛工学なのか?
最後に片方の男性が言う。
「この東京の街は、僕たちのでっかいソープランドみたいなもんですね」
(無料のソープランド・・・?)
一通り報告を聞いたもう一人の男性がこう返す。
「ああ、無料のな」
この会話のやり取りを聞いているだけでも、この二人の男性は女性に関してはとてもモテる人物だと推測される。
平均的な一般男性の女性経験人数は11.1人。
(相模ゴム工業株式会社 調査サイトはこちら)
この数字は多いのか少ないのかを判断するエビデンスはないけど、少なくとも小説の冒頭に出てくる二人の男性のような会話をできる人は、多くの女性と関係を持っているはずだ。
東京を無料のソープランドにできるなんてそんな事本当にあり得るのだろうか?
この時点で、恋愛工学に対すて一気に興味をそそられる。
続いて、おそらく会話の中から年下であろう男性の心のセリフが描かれる。
彼に出会う前まで、僕は非モテコミットとフレンドシップ戦略を繰り返す、その他大勢のセックス不足の男のひとりにすぎなかった。
非モテコミット?フレンドシップ戦略?
これらの用語も恋愛工学の専門用語だとは推測できるが、この時点ではどんな状態でどんな戦略なのかは一切触れていない。
しかし、恋愛工学において非モテコミットやフレンドシップ戦略が当てはまる男性はどうやらモテない、セックスしたくてもできない男性になってしまうようだ。
非モテコミットと言うのは、モテに非ずと書いてある通り、おそらくモテない状態を指すのだろう。詳細はわからないのだが。
フレンドシップ戦略に関して言えばどうだろう?女性と知り合った時、まずはお友達になって時間をかけてお互いを知り、気が合えばそこから恋人関係に発展していくものではないのだろうか。
が、文中ではフレンドシップ戦略を行なった結果、セックス不足の男になってしまうと言うニュアンスで書かれている。
冒頭のプロローグからいきなり恋愛工学のミステリアスな部分が書かれている。
さらに先に進んでみよう。
次回に続く